滲む気持ちをここに。
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あんなに心が跳ねた夜が嘘のようだった
目覚めると静かな心と私だけが部屋の中にあった
猫は、夜に現れてまた夜に溶けていった
そこにいたのよ、猫がたしかに
でも私は掴まなかった、だって猫は目をそらしっぱなし
そんな猫に安藤裕子の 『のうぜんかつら』の歌詞を思いだしていた
“あなたは何を見てたの?
ソーダ水越しでは
あなたが揺れちゃって
あたしは迷っちゃって
いつか一人になって
二人の時間も泡みたいになって
あなたの匂いを一人探していた ”
猫が部屋に入ってきてからずっと鈍い痛みを感じていた
私が猫にしてきたひどいこと、思い出していた
心跳ねたのは、可愛らしい感情からきたことじゃないことぐらい、わかってたわ
やっと猫に元気な姿を見せれたから、ただそれだけだったの
そうしてやっと少しは償えたこと、できたからだったのよ
どうか、あの猫が幸せになれますように
それだけを遠い部屋から祈る
そして、最大の感謝を
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