正午の風

湿っていて
ぬるい温度の

それでも心地よい風で



12時のサイレン

青い空に似合い過ぎで



夏だ

故郷で夏を迎えた



帰りたくなくなる

穏やかな正午

さみしさを栄養に変えて電車に乗ろう

飛び込み失敗

　同じことをするしても、楽しさが半減することがあると改めて知った。
　価値観を押しつけたりする気はないから何も言わないけれど、「面白がる」人間と「仕方なくする」人間が何かを作り上げるのは難しいもんだなぁと思った。
　面白がらせる力がない自分にも原因はもちろんあるし、仕方なくする人の状況もわかるから仕方ないのだろうか。 

そんな私は、やっぱり人で動くのだと思った。
何かをするためのツールも好きだけれど、一緒に何かする喜びも好きだ。
そして、友人やサークルの仲間に恵まれていることを再認識して、ありがたいことだと思った。 
せっかく何かするなら一緒に楽しみながら、面白がりながらした方が良いじゃんね。

今回は、人見知りのくせして珍しく飛び込んだ化学反応は失敗したかも。

ブクブク

口から出るのは負ばっかで
平気なふりして毒づくのも馬鹿らしくて

そろそろ水上に
浮き上がりたい 

反省してるままじゃ
進まないし

やりたいことも
少しずつ見えてきて

私には小さな歩幅で楽しむことが似合ってるわ、なんてね
 

雨音と手

雨音は色々ことを隠してくれて

見送りの時の心音も曇りかけた表情も
言いかけて言わなかった言葉も

それでも深く沈んでいきそうな私の手をしっかり掴んでくれているから
深く沈んでも窒息したりしないよ

だから少し雨音を聞きながら寝かせてくれ

no turn now

振り返らないってことは
後で後悔する可能性を含んでいる

優しさに甘えちゃ勘違い野郎になりそうで
軽く飛ばされたんだから、このまま行ってやろう
突風に乗った紙みたいに荒くどこまでもさ

未練を持っちゃいけない側は
滑稽で情けないわ 
可哀想だとは思わないけれど

あぁ
また発熱しだした