叫ばすにはいられない

　悔しい

　情けない

　泣きたい

　怒りたい

　ジレンマ

　ここで

　叫ぶよ

　私は

　叫ぶよ

　君の街まで

　聞こえるように

夜に雨

夜に雨。

人工的な明かりもない。

延々と降り続けているよ。

聞こえるのは音だけ。

あまりにも暗くて恐ろしい。

もしも、この雨の世界に身をゆだねたら、私は帰ってこないだろう。

続いている先は、行く先はわからない。

しかし、帰ってこないということだけはわかる。

海よりも雨が身近に感じるが故に。

飲み込めれるのではなく、崖から飛び降りることに似た夜の雨。

一度飛び込んだら二度と帰ってはこれないの。

停滞

進化の反対は何だと思う？

退化じゃないのさ。

退化も変化の一種。

悪いことも、いいことも。

進化の本当の反対は、

変化を止めること、すなわち停滞。

考えることをやめてしまったら、

何ものにも代え難い自己表現はなくなるのさ。

君の信号

　遠くで光っているあれは何だろう？

　きっとあれは、誰かに送っている光だ。

　周りが暗くて、よく見える。

　たとえ、街の中に埋もれそうになってもきちんと信号を送っているね。
　
　今日もよく見える。

　

羽化

　この心にある思いは羽化できるか。

　自分次第。

　硬くならずに行くのさ。