思い出がいっぱい

　ここ数日部室を掃除している。
　一日中は飽きてしまうので一日3.4時間くらいのものだが。
　きっかけは助言から。
　物を捨てることに快感を覚えたりする人間だから、掃除することに苦はない。
　音楽を掛けながら、気ままにやっており、自分が考えた今回の部室の配置に少し自信がある。
　(もしかしたら以前にこの配置にしていたことがあるのであれば、とんでもなく恥ずかしいが)　

　掃除していくうちに、多くの思い出の品が出てきた。
　卒業された先輩方のものだけでなく、今活動いている自分達のものまで。
　はじめは懐かしいと感じていたが、ふと一瞬巣立った先輩方も、今活動している私達も同じように今もここで同じように脈をうっているように感じた。
　写真の視覚的なものだけでなく、台本などいろいろな品を整理してゆくほどに。
　もちろん、今は日本全国で暮らされていて物理的にはありえないこと。
　でも、そう感じてしまうんだ。
  多分ここは居心地のいい場所だったんだ。　
　一人ひとりここにいた意味合いは違っても。
　今も、昔も。
　ここは大切な場所なんだ。
　

不思議な関係

　知り合って長いけれども、きちんとお話したことは1度しかなかった方とじっくり話す機会があった。
　私は人見知りがとんでもなくひどくて、知り合って長くても変に緊張して話すことが多い。
　けれど、その日時間を忘れるくらいに多くのことを話して、ご飯をご馳走にまでなった。
　その方とはその人見知りがまったくないこの感覚にびっくりした。
　無理せずに話せる。
　人生で2度目の体験。
　話せば話すほど、心がほぐれてゆく。　
　不思議な感覚だった。
　　

　　「あぁ、よかった」
　そうあの時間をしみじみ思った。　
　そして、あのココアを飲むたびにあの日を思い出すのだろうなぁとウルフルズをＢＧＭに運転をしながら早くも少し感傷的になりつつも、また再び話せる日を楽しみに思った。

ご挨拶

はじめまして、梅です。
梅酒が好きだから梅。
単純で人一倍人見知りな人間ですが、気ままに書いていくのでよろしくお願いします。