言葉と瞳

『善悪や正義はあやふやで
　立場が変わればガラリと変わる

　けれど、自分の心にある輝くものがたった一つの正しきことを
　自分が正しいと信じることに進め』

君の言葉と君の瞳にに救われた

水面

久しぶりの朝食
緑茶が体に熱をもって染み入っていく
その心地好さは、まだ私の一部へと変わってはいない
つまり習慣になっていないということ

物事を始めることは、まるで川に投げる石のようだ
投げた石はどこに波紋はゆく?
水面にしかわからない

緩む涙腺
緩むにはまだ時期は早くて

臆病者になった私へ

マニュアルは必要ないだろ?

それを超える経験が体に染みているのだから 

この状況を楽しめ
きっとうまくいくさ

煙人

煙のような人
長い付き合いなのにずっとつかめない
そんなところに魅せられている

去ったあとも、そばにいるかのように私に存在を感じさせる
ずるい人

4枚のチケットを残して
あなたはどこへ

ゴール

　ゴールという言葉
　ゴールの先は、崖と似ている気がする
　そこまででもうどこにも行けないようなあっけなさ
　
　人の波に乗ることが嫌な私に
　「そこがゴールじゃないだろ」と少しなだめられて、ふと思った

　私は「嫌だ」「嫌だ」と言いながら、つまらない方向に行こうとしていたのだ
　
　ゴールを求めることは、人生をつまらなくする
　ゴールと呼ぶものを通過地点に置き換えた方が道が広がる

　形や模様を替えながら、終わらない楽しみ
　それを楽しまなければもったいない