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滲む気持ちをここに。
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思いがこめられるものは

手書きだけじゃない

パソコンで作ったものだって

いっぱいこめられる

無機質なんかじゃない
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駅のホームで
一人の男が立っている

向かい側のホームには
男の恋人が人混みに紛れて立っている

二人の乗る電車は違うのだ

悲しい視線
恋人は憂いに満ちた顔で男を見つめる

恋人を慰めることはできない
触れられない距離

ふいに電車で恋人の顔が遮られる

恋人は電車に乗っても
窓から男を見つめている

ついに離れる時がきた
ゆっくりと動き出す電車
恋人はとっさに笑顔を作って男に小さく手を振った

男もホームから小さく手を振った
恋人だけにわかるように

またメールや電話で連絡はとれるのだが
それでもメールや電話伝えられないことがあるから
別れに悲しい視線はつきものなのだ


言葉も絵も

頭の中のことを

ペンの先まで出せるか出せないか

意味も形も決まっている言葉の羅列も

無地の紙や布から始まる絵も

一見違うものに見えるけれど

伝えることの根は一緒じゃないかなぁなんて思う

「お父さん、どうして水がないの?」

干上がったどぶ川を指して子供が言う

「知らねーよ」

親子の会話

繋がってないのかな

哀しい

“今にも泣き出しそうな空”というのは

今にも雨が降りそうなどんよりとした空のことをいうのだけれど

人間にたとえたら

きっとその泣き出しそうな顔は

喜びだとか怒りだとかくるものではなくて

悲しみに溢れていて

その悲しさをぐっとこらえて

それでも感情はおさえきれそうになくて

拮抗している状態なんだろうと

泣き出した空にそう思った

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自己紹介:
ハリネズミのような矛盾した性格。
ハリネズミのジレンマのように。
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