滲む気持ちをここに。
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雨上がりの夜の道路を見ると
電灯にただ黙って黒光りしている様子が見えた
誰もいない道路
ありふれた一部分である景色を
私は静かに見つめた
ふと、いつか朝海に行ったことを思い出した
海が見える道でもないのに思い出した
しばらく考えると
ただただ感情を消す景色なのだと共通点を見つけた
退屈をさせず
あきもさせず
興奮することも
冷めることもない
海は自然のものであるし、表情をもっている
それは確かなのだが、私が見たある日の海は感情を消す海だった
感情を消す景色
嫌いじゃない
それは私が騒がしいことより静かなことが好きだからかもしれない
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